武蔵野独り暮らし、日々雑感。
 日付変わってすでに一昨日のことだが、『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』を観た。

 色々あるが、兎も角も、
「俺は全力でオマエを叩き潰す」
 という台詞とその際の茶川のポーズ目つきに、死ぬかと思った。

 ありゃあSTAR WARSか梶原一騎作品だ。燃える。燃えるんだよ!!

 その他のシーン含め“正編”以上に泣いて死ぬかと思ったわけだが、それは監督とか脚本とかの巧さも含めて作り手の思いをこっちが感じ取って成り立つものだなあと。シリーズ三作目ともなると受け手も「どーせあーなるだろー」と予測してる辺りの見事な裏切り。
 いま放送されてる連続テレビ小説『カーネーション』もそう。蛇足ながら「予想を超える」がいいんだよな。

 かの『E.T.』なんかもそうなんだけど、
「どーせクライマックスで飛ぶだろー」
 と、こっちが考えてるわけなんだが、凡百の作品が描く「ここで飛ぶだろう」と観客が予想してる場面じゃなくて「うわっ!!」という「予想とそれを超える」があるから、人は感動するんだよな。裏切りと超絶の美学。
 
 本「'64」においてもかの万年筆を手に茶川が走るというリフレインがあるわけだが、それから先に見事に裏切りの美学があり、かつ、
「激烈なまでの父と子の対立と愛情」
 というSWとか一騎作品に類するモンを描いていたのが、我ら同世代たる山崎“ルーカス/スピルバーグのこども”貴監督の面目躍如だと思うね俺は。

 そも「正編」の際にはあまりやる気がなく阿部プロデューサの“思い”を仕方なく監督して気づけば本人含め大名作になってしまったところの(笑)、実写映画としての「三作目の夕日」シリーズを、山崎貴監督は、見事「自身の作品」にしたと思うよ「'64」。
 原作マンガでは『サザエさん』的にいつまでも変わらぬ登場人物の年齢等々を逆手に取った辺りも含めてね。

「ヒトが生きていればいやでも育つし、齢を重ねる。ふいと過去を懐かしがるもする。だが、どんな年代だろうが立場だろうがいつも夕日はそこにあり、いつでも美しい。明日を凛として、信じよう。」©俺

 この作品が、かの「3.11」より前にほとんどクランクアップしてたという“かん(©ルフィ)”も特筆すべきだろう。
 とまれ、素晴しい作品だ。

 てめえら、観ろ!!

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