武蔵野独り暮らし、日々雑感。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 変なハナシだが、ガキの時分から「女の子的なもの」へのシンパシイが強い。 それはたぶん“俺の中でのイメージとしての女の子”なんだろうが、いわゆるロリコンとはまた違い、女の子、そしてご婦人がたがたぶん永遠に持ち続けているであろう或る種の憧憬に対してへ、だろうと思う。 たとえば前にもつぶやいたが昨年の紅白で椎名林檎が『カーネーション〜女の子は誰でもバージョン』を唄った際に、その後半の——林檎率いる——東京事変『女の子は誰でも』に一瞬にしてヤられたなんてのも、そんな俺が心の奥底に抱えているものの現れだと思っている。 繰り返しになるがこの楽曲とPVが凄いのは、『奥様は魔女』や『かわいい魔女ジニー』などのアメリカンな往年の魔女ものドラマと(ついでにいえばMGMミュージカルのテイストも)を見事に再現しているところ。また、逆にいえばそうしたものの“魅力を知る土壌”となったNET——現:テレビ朝日・関東圏では「10チャン」——の「魔女っ子もの」つまり『魔法使いサリー』から『魔女っ子メグちゃん』あたりまでで育った俺の心象と、そしていうまでもなく同世代の女の子たちに寄せる思いみたいなもんだと思う。 俺、魔女っ子が大好きだったんだよね。 ちょっと歴史的なハナシになるが上記のドラマやテレビまんが(アニメ)が放送されていた当時の1960〜1970年代ってのはまだまだご婦人の社会的地位が過渡期であって、だからこそ社会的呪縛を超えるものが「夢」そして「憧れ」として描かれていたに思う。 たとえば『ひみつのアッコちゃん』なんてのはたかが“誰かに変身できる”という魔女っ子ものとしては最も“ショボい”能力ながら、場合によっては“男性にも変身できる”というところが強く魅力的だったんじゃないかといまさら気づく。『ふしぎなメルモ』もそうだろう。 それはもう、たぶん「女性解放」の歴史なんだろうなと。 小難しいことを語るつもりはないが、まあたぶんそうだろう。先の『奥様は魔女』等、アメリカで先に描かれていたのも含め。 (後年、いわゆる「戦隊もの」が支持されたのも、そんな理由らしい。仮面ライダー以降、女の子たちもライダーキックよろしく暴れたかったとの由。なるほどなあと。モモレンジャーは大発明なわけだ) さてところでそうしてご婦人がたが社会的地位とか発言権とかそうしたものをつけていく歴史の流れにおいて、だから男と“同一”であればいいのかといえば、俺はやっぱそれはちょっと違うと思うわけだ。 もちろん近代社会システムの中において男女は同権であるべきだし、平等な機会は与えられるべき。いうまでもない。 が、月々のかつて「おんな病」といわれた月経含めご婦人と野郎が生理的に同一になるわけでもなし、そこはまあ互いを尊重し思いやるという心持ちの問題だろうと、俺なんか思うわけだ。 (ま、世の中何でも男女間だけでなく、自分とは違う立場にいる人々への想像力だろうと俺は思ってるんだけどね) ハナシを元に戻すが、俺は「女の子の感性」が好きだ。 このエントリを記そうと思ったきっかけが戦前の雑誌『少女の友』へ取材番組を観たことだった。 で、いわゆる後期高齢者の当時同雑誌のご婦人がたの意見もさりながら、現代の若きご婦人たちへも『少女の友』が強い訴求力を持っているというハナシ。 純度が高くて、泣けたなけた。 俺は『弥生/竹久夢二美術館』にもしげく通ってるんで或る程度は近現代のご婦人がたや少年たちの憧れをわかってたつもりだったが、やっぱり「楔《くさび》だらけの時代の中でいかに自分の思いを表出するか」なんてのは泣ける。まあその辺りは体感しないとね。 そして俺はそれを単なる、いわゆる「レトロ趣味」に落としたくないんだよな。 時代変われど揺るがせがたい「女の子指向」、ビュアな「夢」と「憧れ」。それはそれで大事なんだが野郎=男=チンコ的なもんがけっして超えられない、美しい、或るベクトル。 まあ俺は騎士道主義つうか、ご婦人を包むのが男の仕事だと思ってるんだけどね。 いやしかしこのエントリを綴りながら聴いてるアルバム『魔女っ子大作戦』の素晴らしいこと!! 俺は基本的に「ラナ〜ぁ!」「クラリス〜ぅ!」「シータ〜ぁ!」でありたい男だけど、その原動力もまた女の子への憧憬だろうな。 トム・ソーヤーでありたいね。 ……つか、この辺りの命題については今回のエントリでも俺ん中で消化不良なんで、継続的に考察して綴らないとな。(或いは小説で描く) PR |
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