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武蔵野独り暮らし、日々雑感。
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※このエントリは以下も併せてお読みいただくと、よりいっそうお楽しみいただけます。
◎全員集合トラップ作戦 〜吹替版『夕陽のガンマン』に大発狂(笑)
◎ワンス・アポン・ア・タイム・イッ・チャイナ 〜「洋画ノスタルジア」プレイリスト
◎ノスタルダメンズの大予言 〜 『追憶』




 中一時代——百恵ちゃんが宣伝していた雑誌ではない。いや、その世代なのだが——の最初の音楽の授業が、楽曲『エーデルワイス』だった。
 で、そのときの音楽の先生はのちに担任となって折り合いが悪かったのだが(笑)、その授業はとても素晴しく、先生が語る『サウンド・オブ・ミュージック』の虜となり、まだ観ぬその映画へ思いを馳せたものだ。

 それが俺の、「洋画」に目覚めた瞬間。

 で、以前にもtwitterのつぶやき等々で文字にしたかと思うが、当時はビデオも現在のようなレンタルシステムなども無くて、洋画への憧憬はいきおい『ロードショー』や『スクリーン』といった雑誌と、そして「映画音楽集」といったLPに向いたものだ。

 そしてまたこれも繰り返しになるが当時は現在のようにオリジナル・サウンド・トラック(O.S.T.)がレコード会社やレーベルを超えてオムニバスでまとめられたアルバムになるような時代ではなく、たとえば当時の俺が小遣いをはたいて購入したCBSソニー(懐!)の『ミュージカル映画大全集』というアルバムでも、O.S.T.すなわち映画そのものの音源が使われているのは『ウエスト・サイド物語』とか『マイ・フェア・レディ』ぐらいで、他はいわゆるイージーリスニング/ムード音楽の楽団が演奏したものが収録されていた。

 ただそれが必ずしも“負”かというとそうではなく、おかげでパーシー・フェイスとかカラベリといった楽団を知るきっかけとなり、いっぱしの「イージーリスニングおたく(笑)」となったいまに至っているのだから、“満たされる”ことばかりがしあわせではないのだろうなと思う。“届かぬあくがれ”が、ヒトの原動力になることはあるものだ。

 ま、それはともかくとして、ここに来てまた映画音楽——ことにO.S.T.より以上に、イージーリスニング/ムード音楽の楽団が演奏したものへの熱が昂《たか》ぶっていて困った次第だ。

 逆説的だがO.S.T.ではなく楽団系で演奏される映画音楽というのは、それは、
「曲として美しい」
 として認められた曲だろう。すべてではないものの、つまりは“スタンダード”への殿堂入り。

『スマイル』『虹の彼方へ』『タラのテーマ』『いつか王子様が』『時の過ぎゆくまま』『第三の男』『雨に唄えば』『河は呼んでる』『白銀は招くよ』『夏の日の恋』『慕情』『ムーン・リバー』『ララのテーマ』『シャル・ウィ・ダンス』『君住む街角』『ドレミの歌』『いそしぎ』『シャレード』『クワイ河マーチ』『星に願いを』『モア』『ボーン・フリー』『雨にぬれても』『メロディ・フェア』『追憶』『ジ・エンターテナー』『メモリー』『アマポーラ』……ってキリが無いがこの辺りは、誰しもが曲名も知らずまた“その映画そのもの”を観たことはなくとも、
「ああっ! この曲好き!!」
 ってのがあるはずだ。商店街で聞いたとか(笑)←いや、それ凄く大事

 ことほど然様《さよう》に、ホンモノの「映画音楽」ってのは素晴しい。

 さっきもまた、iTunes Storeでムーヴィーランド・オーケストラの『オーケストラによる映画音楽大全集−フランス映画・テーマ曲−』を購入しちまった。ムーヴィーランド・オーケストラなんてWikipediaにも項目が無いほどなのだが、この安っちい感じがまたいいんだよね♪

 俺は生涯、「映画音楽」を愛し続けるんだろうなあ。

 そしてそれはたぶん、俺の浪漫ってやつなんだろう。

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