武蔵野独り暮らし、日々雑感。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 4回シリーズで放送中の、表題のNHKスペシャルがとても面白い。 文字通り我ら「ホモ・サピエンス」が他の生物(ネアンデルタール人等の生物学的近隣種も含んで)と違い、何をして“現代の我々に到っているのか”を検証する、そんな番組。 ま、斜めに見るといかにも——ことに演出技法として『NHKスペシャル』的な——短絡や感動を導くような、恣意的で小賢しいモンも無くはないのだが、俺個人としてそういうのは大好きなので(笑)、まんまと感動しているわけだ。 (ほら、スペシャリストじゃないけどゼネラリストだから俺w) で、この「ヒューマン」がどうして俺をして感動させるかといえば、ヒト=ホモ・サピエンスとその20万年の歴史を多方面・多角的にとらまえて、専門分野のぐいぐいとしたアプローチを紹介し、かつ全体として俯瞰的に分析していて、かつわかりやすく表現しているから。 こういうの、すごく好きなんだよね。 かなり蛇足で、かつ昔からの俺のファン(笑)のかたにはミミタコのハナシをちょっと—— 俺はいまや色んな側面において歴史に詳しく、かつ、そのことを多角的に考え言葉に乗せられる人だと自負しているのだが—— 実質的には @buraroman の実散歩の中での俺の“喋り”に表れてると思う——そのきっかけとなったひとつの番組があった。 『46億年の100大ニュース』 1991年だか1992だか。フジテレビ(CX)系列の深夜枠で古舘伊知郎をナビゲータとして放送された6時間にわたるスペシャル番組だったのだが、これがもう本当に凄かった。 当時バブルの最後期で——いまから思うと慶長とか元禄とかそして文化/文政に似てるのかもだが——無尽蔵の経済繁栄の中で生まれた番組だが、俺がまず震えたのはそのコンセプト。 いわゆる教科書上で教わる歴史ではなく、 「“放送当時”のぼくら(笑)に最も影響を与えてる地球史の事件は何?」 というもの。 多細胞生物誕生とか酸素系生物とか農業の発明とか貨幣の発明とかバビロンの捕囚とか平均率とかなぜネクタイを締めるのかとかハワイがなぜいまハワイなのかとか第一京浜はなぜ生まれたのかとか……それが色んな表現で——ニュース方式だったりバラエティだったりクイズ番組だったり、トレンディドラマ(笑)だったりで紹介されていたのがまず凄かった。 ことに俺が目を見開いたのが、当時のフジテレビの女性アナウンサが、下北沢のそう広くない道路の真ん中に立って、 「私はいま、歴史的場所に立っています」 というパロディニュース。 西にマクドナルド、東に韓国焼肉屋。 つまり“人類史上最大の帝国”と言われるチンギスとかフビライとかの侵略が西周りでは東欧にまで達し、「生肉を喰らうのはドイツのハンブルグではそのまま食すのはやだなー。だから火を通そう……ハンブルグ風ステーキ……ハンバーグ」で、東としては元寇とか含め「生肉タタキ食文化」が伝わったと。 蛇足ながら、ハンバーグもユッケも、原初は同じってハナシ。 俺、この番組で西廻りと東廻りの食文化の同一性を知り、ウロコがぽろぽろ堕ちたもんだ。 閑話休題。 この、『46億年100大ニュース』に類する感動を、俺はこの『ヒューマン なぜ人間になれたのか』 に感じるわけだ。 兎にも角も、“視点が多角的”。凄く、大事。 先般、『ヒューマン なぜ人間になれたのか』第1回の再放送を観る機会を得、今宵また第3回を観たのだが、本当に、上記『46億年100大ニュース』に匹敵する、人生観を変えそうかもと思ったシークエンスがあった…… ……なのだけれども、知力・体力的にその“凄く大事なこと”を、いまこの状態でロジカルに言葉にする体力も知力もないな(笑) もとよりそのことを語りたいと思って綴ったエントリなのだけれども、まあいいや。とどのつまり「人、生きる。」だもの。 この続きは、キンキンケロンパに。 ♪重いコンダラ 試練の道を(中略)ドンとイケ、ヒト。 (細心の注意を以て) このエントリは、ちゃんと補完したいね。 PR |
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