武蔵野独り暮らし、日々雑感。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 前エントリに引き続き、NHK『みんなのうた』のハナシ。 『愛されて50年♪ みんなのうたリクエスト大全集!—1960年〜1970年代特集—』の第二部を聴いているのだが、かの栗コーダーカルテットが『サモア島の歌』と『北風小僧の寒太郎』を演奏していてとてもいい。 『サモア島の歌』——♪青い青い空だよ 雲の無い空だよ サモアの島常夏だよ——は俺はみんなのうたリアルではないのだが、小学校の教室でカーテン付きのテレビ(笑)で観ていたNHK教育の小学中学年向けの音楽番組だかのエンディングで必ずかかっていて、い〜い曲だなあと思ったものだ。 ところでこうして気づいてみれば、1960年〜1970年代の『みんなのうた』には、「南洋」を歌った曲が多い。 いまゲストとして話している水森亜土ちゃまの『南の島のハメハメハ大王』とか、『イサレイ(フィジー別れの歌)』とか、あるいは『さらばジャマイカ』とか。 というわけでお陰様にて俺はここ20年ほど前からウクレレとかラテン音楽とかが大好きな人間に育ったのだけど、面白いなあと。 で、俺もいまあえて「南洋」という言葉を使っているのだが、この単語というのは明治から太平洋戦争前中後の言葉なんだろうなあと思う。何かこう、一種の——ゴーギャン/タヒチにも似た——「南洋」という単語に一括りにされる“謎な憧憬”。モスラーや、モスラ(笑) このことは当時の『みんなのうた』がまだ戦前中後も「南洋」を引きずっていたという解釈も一方であるものの、また他方で、くどいようだが欧米に追いつけ追い越せでゴリゴリとやってきた高度成長期を経て、いわゆる“癒し”を求めはじめたことの表出なのかもしんないなあと思う。 『さらばジャマイカ』がみんなのうたで取り上げられたのは1970年代も半ばのことだが、その頃はもうニッポン人、疲れはじめてたんだよねきっと。 「科学かぁがくか、馬鹿馬鹿しい。つまるところキチガイじみた物量作戦に過ぎない」 というのは1972年(昭和四十七年でござる)に放送された『ルパン三世』の1stシリーズの大傑作「どっちが勝つか三代目」の中でのルパンの台詞だが、この頃にみんなのうたでも南洋の曲が歌われ、このあとしばらくして国鉄(現:JR)が「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンを始めたこととかは、けっして蔑ろにできないと思うんだ俺は。 何かこう、現在《いま》も学ぶべきことはあるまいか? 【追記】 あるもんだねえ。『サモア島の歌】 この「♪らら船出を祝い 無事を祈る」っていうフレーズは、いまだに俺の“言葉”に強い影響を及ぼしている。 で、ついでに『ゆかいに歩けば』も。 やっぱ児童合唱団はいい。 PR 再びのるんるんです(^O^)
再びお邪魔します。
サモア島の歌の明るく陽気ななところが良いですね。 実は、この曲に関する話題をカキコしている同士がいます。 もうご存知かもしれませんが、チェックしてみていただけますか? http://gyokuyo.tea-nifty.com/blog/cat5034082/index.html |
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