釣られバカ日誌 〜 ハマちゃん

　先のゴールデンウィーク、横浜に一泊旅行に行った。
　ガキの時分から横浜は好きで、年に数回は日帰りで足を運んでいる。

　で、その際もご多分に漏れず初日の昼は中華街などで点心などを鱈腹喰らい、元町や山下公園などを散策したのだが、さてその夜。
　関内駅からすぐ、馬車道にある某タカ派のビジネスホテル（笑）が当夜の宿だったのだが、せっかくだからとふだんはあまり見られない「夜の横浜」を楽しもうと、伊勢佐木町を起点にいろいろとまわった。

　これがもうたいへんな発見と興奮の嵐で、横浜橋商店街やら都橋商店街やら野毛やらといった下町の、いわば「ディープ・ヨコハマ」に、すっかり魅了されてしまった。

　以来おりにふれそれらの風景を思い出し、かつまたタイミングよくそれらの下町を中心に編まれた『横浜本』なるムックなんぞが書店に並んじゃったりしちゃったりなんかしちゃったモンだから、ここにいたるまでもうなかば熱病に冒されたごとく、一定周期で、
「ああヨコハマ、ああヨコハマ……」
　と、ぶつぶつとつぶやいている次第だ。
　現在の武蔵野のアパート以外に、横浜下町に三畳間（この広さがミソ）を借りたりもしちゃおうか、とまで。

　そんなこんなでついに先日、日ノ出町の『山城屋旅館』に泊ることを突発的に決め、三連休のあとに再び訪なうことになった。

　というわけでネットなどでいろいろとそのディープ・ヨコハマの情報収集をしているのだが、ついに本日、とんでもないブログを発見してしまった。

　その名も『実録！夜の放し飼い（横浜激闘篇）』!!（笑）

　もう、URLからして可笑しい。
http://hoppys.exblog.jp/

　いわゆる下町・昭和呑み好きの金銭……んじゃなくて琴線に触れまくりな内容。
　カテゴリのタイトルがまた素晴らしく、「野毛でハッスル」とか「黄金町でハッスル」とか書かれた日にゃあ、これはもういやが上にも燃えるというものだ（笑）
（小川直也のハッスルは苦手だが……）

　そんなわけで、あらためてハタにはさとられないようにトボけた表情《かお》で密かに拳を握りしめ、心の中で叫んでるという話。

　ウッシャア〜〜〜ッ!!!